「歴史を裁く愚かさ 新しい歴史教科書のために」
西尾幹二PHP文庫
1 The Beginning
前回に引き続き、歴史に関する読書から徒然述べる。前回が基本的な知識を得るのに役立ったのに対し、今回はその知識をどう生かすか、どう是正するかといった方法論を学ぶことができた。
内容としては、この本の中で特に考えさせられたところを、白らの考えと照らし合わせて考察をする。また結びには、その考察をもとにこれから何ができるのかを提案し、自分の行動に還元することとする。
2 Study
(1)全般
初めこの本を渡された時、「歴史を裁く愚かさ」という題名に嫌悪感を抱いた。著者の意見がどんなに正しいものであって、対抗意見がどんなに不当なものであっても、この言葉は何かを愚弄するものであると感じた。歴史教科書を正そうとする、まるで聖職者のような行いには適していないと考えていた。
しかしながら読み進めていくうちに、そんな優しい気持ちや、水面を荒立てない日本人の国民性こそが、現代の日本における外交力の欠如、ひいては教科書間題に繋がっているのではないかと考えるようになった。現代世界においては、ただ優しく寡黙なだけでは上手くいかないのかも知れない。
教科書問題の話に耳を傾けてみれば、作者の提示する資料が本物である限り、この本の内容には大いに賛成するところである。しかし教科書問題の根本を考える上では、大事なところで有耶無耶言ってしまう日本人の国民性の如何についても考慮しなくてはならないと考える。
(2)日本の教育の現状
前回読書と同様に、戦後、日本がいかに教育の手を緩めたか、または緩めさせられたかを痛感せずにはいられない。さらに高度経済成長後、このような教科書問題を有耶無耶にしてきた国民性にも憤りを感じる。私の願いは、この状態をいち早く回復することである。継続して自分がしっかりと学び、またこの回復の一助となれるよう尽くしたいと思う。
(3)反日感情の現状
まず本の中で私が気になった「他国における反日感情」について取り上げてみる。正直私はそんなもの、表面上や外交上唱えられているものだと考えていた。事実私の知り合いの中国人や韓国人もそのように言っていった。
「歴史は地球上のどこにでも普遍妥当する客観的な法則につらぬかれているわけではない。さらに歴史は言葉によって支えられた不確かなものだから、国の数だけ歴史が存在する。」その作者の意見に賛成する。だからこそ私の中では、反日感情とは、みなが自分の利益を守るために言っているだけで、所詮は言葉の世界のことだろうと考えていた。
(4)反日感情をもった日本人
しかし「底抜けに間抜けな日本人」と称し、作者が問題視するこの問題は、日本人が白ら反日感情を持ってしまうところに核心があると思う。この本を読んでみて、こんなことをわざわざ言わなくては分からないほど日本人が盲目になってしまったのかと驚いた。確かに私が高校生の頃受けた歴史教育では、旧体制派や戦争に負けた日本人のことは悪者のように説明されているように感じた。しかしそこから得られた教訓は、「負けたらこんな扱いを受けるんだな」といったイメージであって、そのまま日本人が悪いことをしたとは思うことはなかった。
そこで周りの人に聞いてみることにした。すると私の両親の世代(昭和30年代)の人は、日教組の影響を非常に強く受けている。例えば授業中に戦争を起こした人たちは悪い人たちだと教えられ、どうして祖先の人たちを悪く言うんですかと聞き返せば、廊下に立たされていたりしたようである。昭和40年世代の方は、国旗、国歌や軍歌が急に巷からなくなっていったと話していた。しかし昭和50年から後の世代の人は(これに私も含まれるわけだが)国旗や国歌に対し疑問を持ったりする人も居たが、逆に教科書に日本が悪く書かれていても気にしない人も居て、人それぞれであった。
このように周りの人の意見を聞くことによって、自分が当たり前だと思っていたことも、世代や考え方の違いによって大きく違うことが分かった。作者が憂うように、教科書に大きく影響を受けている人達もいるだろう。そう思い日本の将来を考えると、私にもこの教科書問題が身近なものに感じられた。今後「反日感情を持った日本人」の発生に恐怖を覚える。言わずもがな、これらの事象に対しては、作者の意見に沿うとともに、激しく回復を願うものである。
3 The Ending
「日本が西欧と一緒に進歩の理念を信じ、近代的発展をとげ、しかる後にそれに幻滅し、ある種の成熟に達し、幼いナショナリズムをすでに卒業している。」私は作者のこの意見が好きである。
しかしながら、この状態はそれに相応しい行動や考え方を伴わなければ、単なる傍観者や興味のないだけの人間になってしまうことを忘れてはならない。その状態は、まさにアイデンティティを失ったことに同義であり、「どうして日本人はこんなになってしまったのだ」、「戦争蹟罪意識」「心におけるカルタゴの平和」と椰楡されても仕方がない。日本人は今一度、白分たちの世界における立場というものを考え、それに相応しい行動をとるべきである。そうすれば、その中で歴史教科書問題も当然改善するべきであることが分かるだろうし、難しい国際杜会の中でどんなカードを切るべきかも分かるであろう。
c.f.
ちなみに白分の国、自分のことを考えられるようになるためには、日本人は愛国心を持たなくてはならない。愛国心という言葉が嫌いならば、郷土愛、土着心などでもいいだろう。
前回にも述べたが「目本人は戦前よりも勤勉でなくなり、徳性を失い、愛国心を忘れた」と言われる。私も確かにそうだと思うが、では逆に、戦後、目本人のアイデンティティについて教育したことがあるのかと問いたい。目本が問題なのは、教育制度そのものが変化して、どんなに高度に知識を学ぶことができても人格の研鎖や国家アイデンイテイの確立を置き去りにしている点である。
今回もこのような考えから、これらの置き去りにしたものを取り戻すために、「公に尽くす心」と「目本人の心」を教育制度に盛り込むことを提案する。
まずは「日本人の心」について。白然を敬い、畏れ、あがめる。そこから出てくる感謝の念、敬度で謙虚な心持ち、和を尊ぶあり方を教える。それが土台になって培われる規範、礼節、道徳。そういうもののトータルとしての日本人の心を教える。武道は必須の教育とする。
次に「公に尽くす心」について。「日本人の心」が身に付き、白分の帰属する目本に対して誇りを持つことができたら、自然に養われると思う。補助的に武士道や騎士道を教える。これらの教育がいつか実現するよう、また目本人が誇り高い民族になるように、この本で得られた感性を持ち続けたいと思う。
Poem Art
2009/02/27
「歴史を裁く愚かさ 新しい歴史教科書のために」
2009/02/26
BUTTERFLY CAFE
パスタとサラダとフリードリンク
そしてそして、こんなデザート付き!
あかん。まるで若い女子のようだ。
しかし、BUTTERFLY CAFEと見て、
BATTERY FLY CAFEと口走った。
電池蝿カフェ♪
いやいやいや!いいんです。
最近、英語を読む速度が上がり、パッと読み取る力が付いたのを実感してるとこだし。
そうだ、そろそろTOEICがありますね。頑張ろうーっと。
800もあれば仕事がある国。
なんて穏やかなんだろう。
やったろうじゃん!
2009/02/24
2009/02/21
「孫娘からの質問状おじいちゃん戦争のことを教えて」
「孫娘からの質問状おじいちゃん戦争のことを教えて」
中條高徳 小学館文庫
1 The Beginning
この本の中で特に考えさせられたところを、自らの考えと照らし合わせて考察をする。また結びには、その考察をもとにこれから何ができるのかを提案し、自分の行動に還元することとする。
2 Studies
(1)全般
今回この本を読み、大変驚いたことがある。それはこの「おじいちゃん」こと中條高徳氏の考え方 は、既に自分が持ち合わせていたことである。これは自慢でも何でもない。私は戦争に関してあまり興味がなかった。そんな私が教育により、このような考え方を自然と身に付けていたことに驚きを感じているのだ。
せっかく自分の祖父が戦争を経験していても、全く戦争について教えてもらわないまま育ってしまいがちな現代である。私の場合は1年に2、3度の帰省でしか祖父の顔を見なかったので、まさにその典型である。それでもこのような考えを持つことができるのは、素晴らしい教育がなされているおかげだと感謝するばかりである。
しかし危倶するところは、目本人全体が戦争知識を得る機会をあまり持たないことである。事実私がこのような話をすれば、殆どの同級生が「そうだったんだ」と目を丸くする。一回りも二回りも年上の人からそのような返事を受けると、日本の将来が心配でならない。
もちろんこの考え方が全てだとは思わない。しかしものの見方の一つとして、知っておいて当然の範疇のものだと思う。多数の考え方を知らずして、どのように戦争の考察ができよう。考察がなければ、ただ与えられた知識を使うのみである。すなわち、現代の日本人の多くが戦争についての考察を行っていないと言うことができるだろう。あのような大きな戦争を経験しているにも拘わらずだ。
このように考察すると、戦後、日本がいかに教育の手を緩めたか、または緩めさせられたかを痛感せずにはいられない。私の願いは、この状態をいち早く回復することである。まずは自分がしっかりと学び、この回復の一助となれるよう尽くしたいと思う。
(2)陸軍士官学校教育
まず、本の中で私が気になった、士官学校教育にまつわる言葉を取り上げてみる。特に軍人教育に関わる必要な要素であって、現代にない要素を本の中から取り上げてみる。「陸士に入り、軍人になることは、まったくの自然なことだった」、「近くの神杜に参拝する」、「近所の人が日の丸の小旗を振って見送る」、「一挙手一投足まで厳格な規律が行き渡った教育」、「慎独」、「武士道精神」、「女性は不浄な生き物(自分が乱れるという意味で)」、「ストイックの極致」、「公に殉じた行為を尊び、崇敬の念を表明する」、「天長節」、「軍人を育てるという明確な目的に貫かれた学校」である。このような考え方は「軍人教育に必要な要素だ」と思うことができても、真にその感性を持っているかというと、なかなか難しいものではないだろうか。
私はたかが26歳であるが、今まで経験した団体戦で勝敗を分けたのは、詰まるところこのような感性を持ち合わせているかどうかだと思う。勝敗に関わる要素は非常に多岐にわたるが、その1つ1つを詰めることができるかどうかは、このような感性によると信じている。リーダーの能力が同じで、物理的力が拮抗している場合を考えれば分かりやすいであろう。緊迫した状況下で最後に力を振り絞ることができるのは、このような感性のおかげだ。良い悪いに関わらず、世のため人のためにと公利に尽くす心が、尊く最も強いことは自明のことである。つまり戦前のこの教育は、戦争という勝負ごとを考えた場合、非常に有用なものであったと考える。
ここから考察すると、現代においては煙たがられてしまうこのような要素こそ、団体戦における勝利の鍵である。これは認めなければならない。精神論ばかりを重視してしまった点、軍令部が正しく機能しなかった点は、確かに失敗である。しかしそれだけの理由で、このような感性を自ら悪とし捨ててしまうことは、非常にもったいないものだと言えるだろう。
(3)失われしもの
(2)と同じく、私の気になった言葉を取り上げてみる。これもまた理解はできるが、真の感性としてなかなか持ち合わせていないと思われるものである。「神は八百万」、「何とはなしにありがたい気持ちになり、畏れ慎むような心に染まる」、「天皇は日本人の心と一体化した精神的存在」「神道」、「日の丸」、「君が代」などである。私はどれもこれも美しい考えだと思う。これらの感性が失われていることは非常に残念なことである。
しかしながら重要なことは、これらの感性が単に感受性や考え方を表すものではないことだ。私が考えるに、これらはまさにアイデンティティに基づく感性である。例えばこの感性をよく考えてみて欲しい。そのどれもが日本人しか持っていなかったものである。または逆に、日本人というものを想像してみて欲しい。思い浮かべるもの、その殆どがこうした感性に基づくものである。
言わずもがな、これらの感性が失われるということは、アイデンティティが失われていることに同義である。本文中にも「どうして日本人はこんなになってしまったのだ」、「戦争蹟罪意識」「心におけるカルタゴの平和」とあるように、この失われしものこそ、戦後日本が失くした中で、最も大きなものであろう。作者に意見に沿うとともに、激しく回復を願うものである。
3 The Ending
最近では核家族化が進み、地域杜会の繋がりも薄れ、個人個人が独立して生きているようにさえ思える。しかし個人の拠り所はやはり国である。世界の経済、情報、交通が目まぐるしく発展し交錯する中、自分の持つ身分の信用、貨幣の信用、情報の信用など、全ては国力により決まり、国が弱ければ何もできない。むしろ現代においた方が、国力の差が個人の生活に大きく影響する。昔のように地域がしっかりしているからといって、もしくは家族がしっかりしているからといって、人生が保障されるわけではない。生活単位は地域杜会から国家杜会へと移っているのだ。こんな時代だからこそ、国家というバックボーン、信用、アイデンティティが重要なのである。日本人は今こそ国のアイテンティティを見直さなくてはならない。
よく「日本人は戦前よりも勤勉でなくなり、徳性を失い、愛国心を忘れた」と言われる。私も確かにそうだと思うが、では逆に、戦後、日本人のアイデンティティについて教育したことがあるのかと問いたい。日本が問題なのは、教育制度そのものが変化して、どんなに高度に知識を学ぶことができても人格の研鑽や国家アイデンイテイの確立を置き去りにしている点である。
そこで提案する。これらの置き去りにしたものを取り戻すために、2で考察した「公に尽くす心」と「日本人の心」の教育制度があれば良いのではないか。もちろん今の私にはまだ何もできないが、この本を読んだことにより大きな構想はできた。この教育制度を最後に提案して結びとする。
まずは「日本人の心」について。本文から言葉を借りて白分なりに言わせてもらう。自然を敬い、畏れ、あがめる。そこから生まれてくる感謝の念、敬虔で謙虚な心持ち、和を尊ぶあり方を教える。それが土台になって培われる規範、礼節、道徳。そういうもののトータルとしての日本人の心を教える。武道は必須の教育とする。
次に「公に尽くす心」について。「日本人の心」が身に付き、自分の帰属する日本に対して誇りを持つことができたら、自然に養われると思う。補助的に武士道や騎士道を教える。
これらの教育がいつか実現するよう、また日本人が誇り高い民族になるように、この本で得られた感性を持ち続けたいと思う。
Poem Art
2009/02/17
2 Furious!!
camaro 67 year
わーいわーい。私の他にもあんぽんがいました。
この景気の悪いときに。この環境性能が詠われるときに。
カマロだー!!リッター2,3キロだーい!
初めてアメ車に乗った。
うーん、トラックみたいな音だな。
意外とツボに来た。
、、、。
やっぱり旧車かな。
ん?そりゃもちろん日本車でね。
オンリーワンで威張らず。気張らず。拘りたい。
Car Art
2009/02/15
チョコ
チョコ、、。
いいもん!別に。
く、くれてもいいよ!
さてさて、昨日は久々に横須賀に行ってきました。
高速で車を走らす。
なんか暖かい。ん?
あらー!?
エンジン冷却水温度が振り切れそう!
なんと!まだ2月ですが!
そういやRRだし
前面は塞いであるし
エアースクープ取れたけど。
しょうがなく、ヒーター全開。2月なのに車内で汗。
いちお走れたけど、これから不安だ。
やることいっぱいある
そういや人のホームページページ直してないや。
すいやせん。今週やるよ!
物理的には満たされて、紅茶片手に何してやろうか?
と暮らす予定なのに
またラットゲームしてるー。
いかんいかん
2009/02/14
2009/02/11
徒手格闘 ビデオ Tosyukakuto video
徒手格闘。この前やった、日本拳法とほとんど同じ。
世の中のことはなかなか分からない。
今が果たして、よき時代かどうかは分からないけれど、
黒い部分と白い部分は、まぎれもなく混在して。
人間、ポコポコにされないと分からない。
黒も白も力なくして大義果たせず。
露となってまで、人に尽くす心は持ち合わせていない。
灰色を白とするために、力をつけたい。
馬鹿。
だなぁ。
Mercial Art
2009/02/08
フットサル
る人の撮影をしてきました。
なぜか男子のみより楽しい。
私は武道で、蹴りすぎ、受け身しすぎで、足首がままならない。
テニスならいけるのになぁ
実家に帰ったら母親のダイエットを兼ねて、相手をして頂こうー。