おかげさまで Hit!!

2008/12/27

Starting of CBR250R with deeeeeep love

CBR250R DIY CBRイジリ♪



(二輪ジャンキー的発言があります。素人の方はご遠慮下さい笑)

私に放置されること3年。

雨に打たれ、風に吹かれ、来る日も来る日も、ただただ耐えて。

台風で倒れたあなた。

盗難に傷つくあなた。

久々に見る、その姿に涙が出ました。ごめんね。



でもついに、この日がやってきたよ。

あなたを再び養える。共に暮らせる日が来たよ。



いつか来るこの日のために、バッテリーは外し、ガソリンは抜いておいた。

コロコロひいて、ガソリンスタンドに行く。

突き抜ける寒風に、太陽が眩しいなぁ。



重い。タイヤの空気も抜けちゃったのね。

萎れた姿に涙が出そう。

腕がプルプルしてきた。なんのその!

久々の散歩に胸が弾む。



スタンドに動かない車両で来る子は、なかなかいないのだろう。

珍しがられる。

絶対動くもーん。



よっと。満タンにしても1000円ちょっと。や、安っ!

タイヤに空気が入ると、彼女はピンと背を伸ばした。

おおー!やっぱり美しい。レーレプって美しいなぁ。

コロコロの帰り道、彼女の元気な姿を思い浮かべる。



さて、やりますか!

さすがにバッテリーにセルを回す電圧は残ってない。

デミオくんからブースト。

心肺蘇生法!とう!や!



、、、息を吹き返さない。

少し残っていたガソリンが腐っているのかな。

プラグが死んでるのかな。



とりあえず、一日目は20回くらい3秒ずつセル回して休止。

きっとプラグはガソリンでカブっているだろうし。



二日目、いざとなったらプラグ点検するつもりで臨む。

キュルキュルキュル、、、

キュル、ポ、キュル、ポポ、、

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

来たーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!



「ポッ」って1回でも言えば、絶対かかる。

長い付き合いだもん。分かるよ。先生!彼女は助かります!



ポポ、ポポポ、ボ、ボ、ボーボ、ボーボ、、、

久々にご飯を食べて、喉につっかえてるようです。



お金のない子供が、実家に帰ってご飯を食べる。

それを眺める親の気持ちが分かる気がした。



沢山食べて元気になるんよ。

ボボ、ボー、ボーーー、フボ、フボ、フォーーーーー、、



チョーク要らなくなってきた。

てい!

ボボボオオーーォォォォォォォォォーーーーーー、、



にひ♪ アイドリング静定。機関1500回転。

ドキドキドキ。

アクセルをひねってみるかな。



フォン、フォン、フォーーーーーーォォオーーーーーン♪

おはよう!!!

ゴキゲンだね!!!



彼女は頷くように見え、跨ることを促しているよう。

にんまり笑って、手を引かれよう。



ブレーキよし。

トップブリッジよし。

サスよし。

フレームよし。

電装、、、あかん。まいっか。

外装、、、。うん綺麗にしてあげるから待っててね。



彼女が見せる風景は格別だ。

流れる視界を自由にできる力を持っている。

身体に懐かしい感覚が戻ってくる。



レーサーレプリカは愛だけをくれない。

相手にも愛を求めてくる。



ゆっくりでは逆に辛いポジション。

ワンテンポ早くボディアクションしなければ言う事を聞かない頑固さ。



開けろよ。

動けよ。

息をさせろ。と語りかけてくる。



彼女は、彼女そのものなんだ。

彼女と過ごすのは、生き方そのものなんだ。

4輪でまったりなんて、そんなヌルイのまだ早い。



さて。日常会話もそこそこに。

男と女なら、やることは決まってますよ。



レブ20,000回転。キン!

何かが開く。周りを一瞬で置き去る。



それは甘い香りと突き刺す恐怖を引き連れて。

ヌルイ子達を笑い飛ばす。



ああ!君の声は、美しい!




、、、

、、、

いらっしゃいませー



今日はいつもと違う。カンコーヒー。

出てくると、君が待っている。



空が一段と青い。

冬空。

単車。

缶コーヒー。